下の図は経済産業省が少し古いものになりますが、2016年にHPに公表している図でブロックチェーンのユースケースと社会へのインパクトについて表したものになります。
1)価値の流通・ポイント化、プラットファームのインフラ化 市場規模 1兆円
2)権利証明行為の非中央集権化の実現 市場規模 1兆円
3)有休資産ゼロ、高効率シェアリングの実現 市場規模 13兆円
4)オープン・高効率・高信頼なサプライチェーンの実現 市場規模 32兆円
5)プロセス・取引の全自動化・効率化の実現 市場規模 20兆円
皆さんはどの分野が一番ブロックチェーンとの親和性が高く、またどの分野が一番最初に実社会でブロックチェーンを採用すると思いますか?
自分は一番ブロックチェーンとの親和性が高い分野は「権利証明行為の日中央集権化の実現」、一番最初に実社会で採用される分野は「価値の流通・ポイント化、プラットファームのインフラ化」ではないかと思います。
権利証明行為の非中央集権化については、現状の登記やその他の行政手続きについては現状手続きが非常に煩雑であり、かつ窓口も手続きにより異なりかなり不便です。これを各種情報を改ざん不可能なブロックチェーン上に記録し必要な情報を適正な手続きを踏むことにより参照可能とすることでかなりの効率化が図れるのではないかと思います。
「価値の流通・ポイント化、プラットファームのインフラ化」についてはこの中では比較的インフラの再構築が容易なのではないかと思います。