Author

Topic: BAYC#2162 NFTの売却・譲渡を差し止め シンガポール最高裁判所 (Read 39 times)

newbie
Activity: 200
Merit: 0
シンガポールの新聞社 ザ・ストレーツ・タイムズ(Strait Times:ST)紙の報道によると、ジャネッシュ・ラージクマール(Janesh Rajkumar)氏が担保として差し入れた非代替性トークンBAYC 2162の売却について、シンガポール最高裁判所が差止命令を下した。

BAYCとは、米国のNFTおよび暗号通貨のマーケティングと開発を行う会社ユガ・ラボ(Yuga Labs)が作成したNFTデジタルアートである。BAYCは類人猿(Ape)をモチーフにした作品で、アルゴリズムプログラムによって、体や頭、帽子、服をランダムに組み合わせており、そのバリエーションは1万種類にも及ぶ。

2021年4月にNFTマーケットプレイスのOpenSeaでリリースされ、直後に完売するほど人気が高いNFT作品だ。その後、オークションで価格が急騰した。いまOpenSeaのフロアプライスは40‐50ETHになっている。

ラージクマール氏は、BAYC 2162を担保として、NFT担保の暗号資産オンライン貸出業者の「NFT fi」から、イーサリアム(ETH)を借りた。シンガポール最高裁判所での弁論でラージクマール氏は、「貸出業者との融資契約では、NFTの所有権を放棄しないことが約束されている。また、返済が滞った場合、ラージクマール氏は貸出業者にその旨を伝え、貸出業者は返済期間を相応に延長しなければならない。」と主張した。

しかし、貸出業者は合意に反して差押えを行い、BAYC 2162を個人のイーサリアムウォレットに移し、OpenSeaに出品した。

OpenSeaはシンガポール最高裁判所の差止命令に応じ、現在BAYC#2162は取引機能が停止され、出品も入札もできない状態となっている。

この差止命令はNFTを資産とする認識に基づいている。シンガポール最高裁判所によるNFTの保護差止は、NFT資産を巡る商業的な紛争としては世界初の事例である。今後の動向に、各方面から注目が集まっている。


免責事項
暗号通貨は価格変動が激しく、トレードの際は自身の投資経験、目標、財務状況、リスクを取る能力等について十分検討する必要があります。
本記事はあくまでも情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。
また、本記事を参考して投資した結果被った損失について、弊社は一切の責任を負いかねます。

WikiBitとは?
弊社が提供しているWikiBitは、暗号通貨取引所・トークンの信頼性に関する情報を収集・公開している第三者プラットフォームです。
登録されている暗号通貨取引所・トークンの数は、全世界で1万件を超えています。

「真相公開」のページでは、実際に詐欺に遭ってしまったトレーダーからの被害報告が日々投稿されています。また、WikiBitでは暗号通貨に関連するニュースや、相場情報までトレードに役立つ有益な情報を日々発信しています。

初めて暗号通貨(仮想通貨)取引所を利用する際は、入金前にWikiBitのアプリで、取引所の安全性や評判を確認することを強く推奨しています。

https://www.wikibit.com/jp_ja/download.html
コンテンツは全て無料で閲覧できます。
ぜひ上記のリンクからWikibitアプリをダウンロードして、取引所の情報をチェックしてみてください。
Jump to: