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Topic: ENSを使用した.ethドメインでのファイルのアップ方法 (Read 138 times)

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雑談スレの方でも少し話題として出しましたが、
Ethereum Name Service(ENS)を使用して自分固有のドメイン「omotenashi.eth」を作成し、
WEB上に正しく表示されるかどうか試してみましたのでその結果を共有します。

【前提知識の確認】
1.Ethereum Name Service(ENS)の概要と取得方法
⇒イーサリアムにおけるDomain Name Service(DNS)のようなものです。
 通常イーサリアムでは0x5ffc01434888888888e26c35b744cc4のようなHEXを使用しますが、
 ENSをオークションにより取得し、上記HEXに関連づけ使用することで「omotenashi.eth」「bitcointalk.eth」
 のような固有のアドレスを作成することが可能となります。
 ENSオークションでは6,660 ETHで「exchange.eth」が落札されたことは以前、少し話題にもなりました。
 もしご自分のENSを取得されたい場合には、以下のサイトを参考に取得されるのが良いでしょう。最安0.01ETHから取得可能です。
 【実践編】Ethereumアドレスが分かり辛い?だとしたらENSを検討してみよう!(bacoor株式会社HPより)

2.InterPlanetary File System(IPFS)の概要と使用方法
⇒IPFSはP2Pネットワーク上で動作するものです。現在のインターネットの主要なプロトコルであるHTTPを補完または置換するものとして想定され、
 情報指向型のプロトコルであることが特徴です。IPFSの概要等については以下のサイトが大変参考になりました。
   IPFS入門
 IPFSのインストール方法からENSと組み合わせて使用する方法については、Metamaskとも提携している以下のHPの情報をご参考ください。
 一応英語での説明のみですが、環境構築方法等はそこまで煩雑なものではなかったため、詳しい方でなくても可能でしょう。
   Portal Network - Integration ENS with IPFS
   なお、IPFSはプログラミング言語のgoで作成されたものですので、事前にインストールしておく必要があります。

【.ethのサイト表示の概要】
上記1.および2.を前提に全ての条件が整えられた場合以下の手順で.ethのサイトが表示できるようになります。
①Metamaskを起動(ver4.9のアップデートにより.ethのサイトが表示可能となった。以下の公式ブログ参照)
 Metamask Monthly August 2018
➁コマンドプロンプトを起動し、ipfs daemonによりP2Pネットワークに繋げる。
➂自分が登録した.eth(ここでは「omotenashi.eth」をURL欄に張り付ける。)
私は特段サイト等は持っていませんし、そこまで知識がないため自分が作成したBitcoin論文の翻訳をhtmlベースに変換し、
表示されるか以下の様に試してみました(なお、画像ファイル等についても暗号化したものを反映させるようにしてあります。)。

こちらにハッシュ化されたファイル等が格納される。


上記情報に基づいたサイトのイメージ


上記はあくまで非常に簡単に試してみた例ですが、Metamaskが連携対応したことで今後どんどんと参加者が増えてくることも期待されます。
分散化ネットワークとブロックチェーンが親和性が高いことは言うまでもありませんが、実際にそれを利用している方は極少数です。
現在は市場という観点で見れば、退場者が続出するほどのものとなっていますが、改めてその価値の根幹である技術に視点を当て、
将来どのように発展していくか俯瞰していくのも大変面白いものかと思います。

もし上記の説明等を見て、実際に試してみたいと思った方はご参考ください。(質問等があれば私のできる範囲内でお答えします)
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