7月6日に発表された連邦公開市場委員会の6月14〜15日に開かれた政策決定会合の議事録によると、連邦準備制度理事会(FRB)当局者は素早い利上げを行ってインフレを抑制するために7月に0.5%または0.75%の利上げを実施する必要性があることに同意したとのことである。
議事録には「会合参加者は、インフレ圧力が高まり続けた場合、より厳しいスタンスになるとの認識で一致した」と記載されている。
FRBが6月15日に発表した利上げは1994年以来最大の上げ幅であり、パウエル議長は同日の記者会見で、「今日の0.75%の利上げは上げ幅が異常であり、この上げ幅が今後も続くとは思わない」と述べた。しかし、シカゴ・マーカンタイル取引所の金利監視ツール Fedウォッチ(FedWatch)のデータでは、今月さらに0.75%上昇する可能性が約90%、0.5%上昇する可能性が10%あるという予測結果が出た。
再度の利上げで暗号通貨市場はさらに下落する可能性がある。コインシェアーズ(CoinShares)が発表したレポートによると、現在、機関投資家はビットコイン(BTC)のショートに対する関心が急増している。
プロシェアーズ・ショート・ビットコイン・ストラテジーETF(ProShares Short Bitcoin Strategy ETF:BITI)には先週、約5,100万ドルの入金があった。同ETFが始まって以来最大の入金額となった。BITIはビットコインの価格の下落によって利益を得ることができる世界初のビットコインショートETF(米国上場投資信託)だ。多くの機関投資家がBITIに投資をすると、ビットコインはさらに下落する可能性もある。
暗号通貨取引所XBOの取引責任者であるパウエル・シコウスキー(Pawel Cichowski)氏は「市場関係者はまだ底値に達していないと考えており、ロングで稼げないならショートで稼ぎたいと考えている。世界的に景気が後退し、債券が逆イールドになれば、ビットコインの価格がどのように動くかは誰にもわからない。しかし、プロシェアーズのデータから判断すると、人々は暗号通貨市場が最悪の状況になることに賭けているようだ」と述べた。
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