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Topic: FTXの子会社がドバイ初のMVPライセンス取得 (Read 34 times)

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ドバイ暗号資産規制庁(Virtual Asset Regulatory Authority:VARA)は7月29日、暗号通貨取引所FTXの子会社FZEにドバイ初のミニマル・バイアブル・プロダクト(Minimal Viable Product:MVP)ライセンスを発行し、同地域での取引所の運営を許可した。

ライセンスの取得により、FZEは適格機関投資家に規制された暗号デリバティブ商品と取引サービスを提供することができる。さらに、同取引所はクリアリングハウスとしても機能し、NFT(No Fungible Token:非代替性トークン)のマーケットプレイスを運営し、地域全体にカストディサービスを提供することができる。

ドバイ・ワールド・トレード・センター(Dubai World Trade Centre:WTC)のヘラル・サイード・アル・マリー(Helal Saeed Al marri)事務局長は「ドバイにおける安全かつ持続可能な成長を目的に設計されたMVPプログラムに基づき、FZEに運営ライセンスを発行した。FZEは暗号資産を利用した将来の商業サービスの規制試験とも言える。現在、FZEの運営はテスト段階であり、さまざまな暗号資産サービスの提供に重点を置く予定である」と述べた。

さらに、同氏は「MVPフェーズはFTXのようなグローバル企業に限定する。VARAは安全な商業運営のためのガイドラインとリスク軽減手段を慎重に構築していく」とライセンス発行の目的を強調した。

FTXのCEOサム・バンクマン-フライド(Sam Bankman-Fried)氏は「新たにライセンスを取得した取引所は国際金融市場に対応した規制監督と金融活動作業部会(Financial Action Task Force:FATF)のコンプライアンス管理とを組み合わせて運営する」ことを明かした。

2022年3月、規制当局が仮想資産法に署名しVARAを設立してすぐ、FTXはドバイの仮想資産取引所(VAX)ライセンスを最初に取得した。暗号取引所OKXもドバイの規制当局から仮承認ライセンスを取得し、現地の投資家や金融サービスプロバイダーに付加サービスを提供していく。

ドバイおよびUAEのその他地域は今年に入ってから速いペースで暗号通貨の導入に向け整備を進めている。UAEは今年初め、ドバイ・メタバース戦略(Dubai Metaverse Strategy)を立ち上げ、国政の一環として、メターバース事業を強化するために4万人を新規に雇用し、ブロックチェーン産業を推し進めると発表した。

ドバイの暗号資産に対する金融当局の関心と主要取引所の承認は世界中の規制当局から注目されている。ドバイの実験的なアプローチや最近のEUのMICA(Markets in Crypto Assets)法案は他の国や地域の参考例となるだろう。

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