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Topic: NFT詐欺の手口まとめ (Read 26 times)

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March 14, 2022, 05:57:53 AM
#1
非代替性トークン(Non-Fungible Token:NFT)は、ブロックチェーンの技術を用いてデジタルコンテンツにデータを紐づけることで、世界に一つだけのデジタル資産を証明する技術である。

しかし、NFTは登場以来、その安全性についての問題も多発している。
本記事では、NFTでよく見られる詐欺の手口についてまとめている。

1,NFTの脆弱性を利用した詐欺
*NFTトークン・セールの脆弱性
例としては、アディダスのNFTトークン・セールが挙げられる。
攻撃者はセール中に、NFTの購入可能数の上限(2つまで)を回避することに成功し、計330 個のNFTを獲得した。また、アディダスのデビューNFTコレクション「Into the Metaverse」のプロジェクトを中断にまで追い込んだ。

*マーケットプレイスの脆弱性
例としては1月23日、世界最大のNFTのマーケットプレイスであるOpenSeaで起きた不正購入が挙げられる。
最も人気のNFTプロジェクトの一つ、類人猿Apeをモチーフにしたデジタルアートのボアード・エイプ・ヨット・クラブ(Bored Ape Yacht Club)のNFT(#9991)は1つ0.77ETHで不正に購入された。そのNFTの推定価格は86ETH(約20万6000ドル)であり、攻撃者はこのNFTを84.2ETHで転売した。

*リエントランシー攻撃
リエントランシー(Re-Entrancy)とは、コントラクトAにおけるその処理が完了する前にコントラクトBが割り込み、コントラクトAを呼び出し可能にする攻撃のこと。
2020年4月、Uniswapがリエントランシー攻撃を受け、2500万ドルの損失を被った事件が最も有名だ。

2,その他の詐欺
*フィッシング
ハッカーがフィッシングなどの手法で、投資家のパスワードを盗む手口。ウォレットへのアクセスや、決済時に使用する秘密鍵(パスワード)を盗み、ハッカーが不正にコインやトークンを売却するというものだ。

*持ち逃げ詐欺
有名なのは、猫の絵が描かれた電子トークン「Cool Kittens」の例だ。Cool Kittens のプロジェクトは2,200枚以上のNFTを1枚70ドルで販売していたが、16万ドルを集めてからプロジェクトごと蒸発してしまい、NFTは価値を失った。

NFT分野は、多様な投資の機会を提供する一方、脆弱性や詐欺によって投資家に不利益をもたらす可能性もある。対策としては、プロジェクト側がスマートコントラクトの監査を実施したり、マーケットプレイスにバグや欠陥がないかを定期的にチェックをする他ないが、投資家サイドがこれらの方法で安全性を見極めるのは困難だ。現段階では、信頼のおける機関の規制下にある取引所を利用することが、最も有効な対策だと言えるだろう。

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