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Topic: マスターノードとは / What is Masternode? (Read 169 times)

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December 06, 2020, 10:12:46 AM
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仮想通貨で収益を得る方法は、トレード(通貨の売買)だけとは限りません。トレード以外の選択肢の一つとして、「マスターノード」と呼ばれるものを運用する方法があります。後で詳しく解説しますが、マスターノードを運用すれば働かずとも収益を得ることが可能になります。本記事では、マスターノードの全体像を一つずつ丁寧に解説していきます。


マスターノードとは ?

マスターノードとは仮想通貨の取引の機能を手伝う役割があります。

マスターノードを設置して動かす事によって、マイニングと同じように一定のコインが報酬として貰える仕組みになっています。

通貨ごとによってマスターノードを建てるための保有量と報酬量が違い、保有することが条件になります。


マスターノードの仕組みとは?

マスターノードの仕組みについて、基本を押さえて解説します。

ノードについて理解しよう
マスターノードは、「ノード」のうちの一つです。では、ノードとは何でしょうか?例えば、ビットコインには、4種類のノードがあります。

  • フルノード:ブロックチェーン全体をダウンロード
  • 軽量(SPV)ノード:ブロックチェーンの一部をダウンロード
  • マイナー(採掘者):マイニング(採掘)により取引を承認
  • ウォレット:アドレス(口座)と秘密鍵(暗証番号)を管理

ノードは、ネットワークに接続するすべての端末を指します。具体的には、パソコンやサーバー、スマートフォンなどを含みます。

マスターノードによる取引の承認

ここまででお分かりのように、ビットコインには「マスターノード」がありません。マスターノードは、すべての仮想通貨に存在するわけではないのです。そこで次は、マスターノードを建てることができるダッシュ(DASH)という仮想通貨を例に考えてみましょう。

ビットコインの取引を承認するのはマイナー(採掘者)ですよね。一方、DASHの取引を承認するのは、「マスターノード」です。取引を承認するマスターノードは、マイニング(採掘)のように複雑な計算を必要とせずランダムに選ばれるため、承認にかかる時間が格段に早くなります。

しかし、DASHネットワークにおけるマスターノードの数は、ビットコインのマイナーの数に比べると非常に少ないため、中央集権的であると批判されることもあります。

マスターノードを建てるための条件

マスターノードを建てるための条件として、定められた枚数以上のコインを保有する必要があります。

具体的にどのくらいのコインが必要なのでしょうか?先ほど例に挙げたDASHでマスターノードになるためには、1,000DASH以上を保有する必要があります。2019年4月現在(執筆時)における1DASHの価格は1万3,828円ですので、約1,400万円相当のDASHが必要になります。

数字の大きさに驚かれた方も多いのではないでしょうか?ただ、もちろんもっと少額でマスターノードを建てられる通貨もあり、条件は異なります。


マスターノードのメリットとは?

マスターノードを建てるメリットは3つあります。

働かなくてもお金がもらえる
1つ目のメリットは、マスターノードの運用に労力が必要ないことです。つまり、「不労所得」というわけですね。必要な枚数を保持して、端末を稼働させていれば、お金が勝手に入ってきます。

高性能なハードウェアを用意する必要がない

2つ目のメリットは、高性能なハードウェアを用意しなくていいことです。ビットコインのマイニングでは、マイニング計算の処理に特化したデバイスを持っていないと報酬を受け取ることはほぼ不可能です。マスターノードは、一般的なパソコンで対応できるため、そのような特別なハードウェアを準備する必要がありません。

高利率で収益を得られる

3つ目のメリットは、毎月平均10%前後の高利率で報酬を得られることです。一般的に、利率が毎月平均10%前後の投資対象はなかなか存在しません。あったとしても非常にハイリスクでしょう。





マスターノードのデメリットとは?


マスターノードのデメリットは、3つあります。

必要なコインを用意するのに費用がかかる

1つ目のデメリットは、必要なコインを用意するのに費用がかかることです。DASHのマスターノードを建てるのに必要な1,000DASHを用意するのに、約1,400万円相当の費用がかかると前述しました。通貨によって差があるものの、初期費用は決して安くはありません。そのため、どの通貨のマスターノードを建てるかはよく考える必要があります。

コインの価格変動リスクが大きい

2つ目のデメリットは、コインの価格変動リスクが大きいことです。仮想通貨の価格の上がり下がりが従来の投資商品と比べて激しいことは、みなさんもよくご存知だと思います。マスターノードを建てて収益を得る時には、この価格変動リスクの大きさが一番の障害となるでしょう。

24時間ノードを稼働するため電気代がかかる

3つ目のデメリットは、24時間ノードを稼働するため電気代がかかることです。とはいえ、マスターノードの運用はマイニングのように膨大な演算処理を必要としません。そのため、あまり思い悩む必要はありません。

マスターノードを建てる通貨を決める時に大事なこと

ここまでの内容を読んでマスターノードの運用に興味を持った方がいるなら、「どの通貨のマスターノードを建てるか」を正しく判断することがとても大事です。そのためには、3つの要素を考慮する必要があります。なお、マスターノードに関する実際のデータを知るためには、https://masternodes.pro/statisticsを参考にすると良いでしょう

初期費用

1つ目の要素は、初期費用です。これは、ここまでに何回か述べてきたので、説明は不要でしょう。マスターノードを建てるために必要なコインの用意にかかる費用です。自分の予算と照らし合わして考えましょう。

利率

2つ目の要素は、利率です。利率が高いほど、収益が多くなることは言うまでもありません。しかし投資の世界では、リターンとリスクは表裏一体です。そのため、次に説明するリスクとのバランスを考えて、利率を考える必要があります。

価格変動リスク


3つ目の要素は、前章で触れた価格変動リスクです。価格変動リスクに影響するものはさまざまなものがありますが、①外部要因と②内部要因の2つに分類できます。

  • 外部要因はざっくり言えば、経済と政治です。つまり、市況の良し悪しや規制・税制などが考えられます。
  • 内部要因は、言い換えると通貨のファンダメンタル(基本的要素)です。例えば、ビジネスモデルや技術的優位性、ガバナンスなどが挙げられるでしょう。


マスターノードのまとめ


本記事では、マスターノードについて解説しました。言葉に馴染みがなかった方も、マスターノードのイメージが伝わったのではないでしょうか?マスターノードを気軽に始めることは難しいですが、仮想通貨にはトレード以外にも収益を得る方法があるということを知っているだけでも視野が広がるはずです。マスターノードについてもっと知りたい方は、本記事の内容を踏まえて詳しく調査してみると良いでしょう。

(文・gqinyot) この記事は、日本のコミュニティに奉仕することを一般的な目的として、gqinyotによって再掲載されました。


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